【ぶどう日記】房間引き
【房間引き(2020.5.7)】
大先生から5/6に電話があり、ここんところの温かい日和でぶどうがグンと成長してるから、次の作業をするという連絡をもらいました。
ぶどう畑に行ってほんとにビックリ!
めっちゃ伸びてる。
中には、ビニールの屋根に迫ろうかというものも。
さて、昨日の作業は、房間引き(ふさまびき)。
ぶどう(ベリーA)って、1つの枝に1房ならせるのが基本。
↑の写真を見てもらうとわかるとおり、放っておいたら、将来ぶどうになる花芽がたくさんできてしまい、栄養を分散させてしまうそう。
だから、一つに絞るんですが、この作業、手の届く範囲であるこの時期にやっておかないとえらい目にあいます。
というのは、ずっと上を向いてやる作業だから。
花芽を取るのともう一つはひげを取るのと。ひげは、ゆくゆくはツルになるので今のうちに止めておかないと、後に面倒くさいことになるんだって。
そのひげがあるのが、てっぺん。
なのて、首はずっと空を向いている状態になるわけです。
(♪上を向いて歩こう が頭の中をずっと流れてました。この歌トラウマになりそう(苦笑))
で、その角度を少しでも和らげてくれるのがこれ。
コンテナを裏返して台として使用。僕の大事な相棒です。
針金がついているのがわかると思うのですが、この針金は、作業するぶどうの枝の下に相棒を連れて行くのにひっぱるためのものです。
身長160センチの僕も、この台に乗ると目線はぶどうの棚と同じ高さになるのですが、それでも、1本1本、丁寧にやる作業なので、もうとにかく首がパンパンになります。
さてさて、まだ、首もパンパンでないとき、事件は起こりました。
作業に若干慣れてきて、作業をなめたんだと思います。自分ではそんなこと全く思ってないんですが・・・
屋根に届くくらい成長しているのんの房をとり、天高く伸びている緑の枝をもって、上の方を覗いて、ひげを取ろうとした瞬間、その成長著しい枝が根元から「ぽろん」と取れてしまったのです。
顔面蒼白
ポきではなく、ぽろんなんです。
え~、こんなにもろいん??小さい目が飛び出しそうでした。
思わずボンド探そうかと思ったくらい。
作業はなめたらあきませんな。
あとで大先生にそのことを正直に伝えると、今の時期のぶどうの枝は弱いし、捻枝(ねんし)といって、立っているぶどうの枝を横に寝かせる作業の時は、何ぼほど落としてしまうかわからんよと言われました。
まじかよ~。
僕の手ひとつで、ぶどうを成らせるのか成らせられないのかを思うとドキドキもんです。
気合入れていきます。