善福寺 御十夜バッタくんコンサート
昨年ムジカドルチェの10周年を記念して結成した絵本制作プロジェクトは、目下、絵本のお披露目に向けて、エンジン全開フルスロットルで動いております。
昨日(11/13)は、お披露目前の最後の「バッタくんコンサート」。善福寺の御十夜に呼んでいただきました。
【創作絵本「バッタくんのおくりもの」お披露目コンサート】
日時 11月24日(土)14:00開演
場所 みっきぃホール(三木市役所内)
出演 藤田紀子(ムジカドルチェ・ピアノ)新田俊子(ボーカル)
協力 三木高校放送部(朗読)、美術部(バックパネル)
絵本のあらすじ
バッタになってしまった主人公のゆうまくんが自分の楽器と出会い、音楽会を楽しみにしているイネコチャンに聴かせたくて仕方がありません。ところが、あんなに音楽会を楽しみにしていたのに、黒い病になってしまい、イネコちゃんは音楽会に行けなくなってしまいました。バッタくんたちは、イネコちゃんのもとへ音楽を届けに行きます。
黒い病のせいで演奏を聴くことが出来ないというイネコちゃんに、バッタくんたちは「大丈夫」「僕たちが一生懸命に演奏するから」と思いを込めて演奏すると、・・・虫たちの思いを受けたイネコちゃん。体についた黒色のすすがとれて、金色に輝き出して、それは自分だけでなく、他の稲たちにも伝わって、あたり一面キラキラの野原が広がっていきます。
「バッタくんのおくりものコンサート」とは
昨年「ムジカドルチェ」の10周年を記念して、「バッタくんのおくりもの」のお話が完成しました。「ムジカドルチェ」とは、「音楽を聴きに外に出ることが出来ない方のもとにこそ音楽を届ける」という活動をしてこられたピアノとチェロのデュオグループです。
「バッタくんのおくりものコンサート」は、これまで行われてきた演奏会に絵本の朗読を加えたコンサートで、この美しいお二人の活動を分かち合いたいことから、対象の限定はありませんが、子どもたちと一緒に楽しむ機会をたくさんいただいています。
子どもたちとのコンサートでは、コンサートの流れと知っている歌ということもあってか、終盤に演奏する「Believe」「いのちのうた」では、大合唱となります。
それは、さながらバッタくんをはじめ絵本の登場人物たちがイネコちゃんに向けて一生懸命に演奏するシーンと重なりグッときます。
絵本への思い ~1万人に届けたい 心で繋ぐ創作絵本~
私たちは、人と人との「繋がり」が、三木全体を元気にするという発想の下、種々応援企画活動を行っています。
ところで、どうして「絵本」なのかなのですが、それは、繋がり作りの第一歩は家族の繋がりだと考えたからです。
お母さんやお父さんがわが子に絵本を読んでいる姿、おばあちゃんやおじいちゃんが孫に絵本を読んでいる姿を想像してほっこりとした気持ちになりました。
その絵本が、子ども園や学校でも読まれ、地域のボランティア活動でも読まれて、絵本を通して、みんなが繋がっていく様子を想像して、やわらかであたたかい空気を感じました。
「バッタくんのおくりもの」にふれていただいたみなさんの心と心が繋がって1万人の輪になればというのが願いです。
完成披露コンサートにて皆様のお越しをお待ちしております。