あわてんぼうのサンタさんが 保育所にやってきた
市内保育所や子ども園では、クリスマス会が催され、各クラスの歌などの発表や、先生方によるアトラクションなどが行われていますが、各園には、園児の保護者やおじいさん、老人会のおじいさんなどが扮するサンタクロースがやってきて、子どもたちの夢を壊さないようにサンタクロースを熱演します。
某所から、僕のところにも依頼があり、サンタクロースをやらせていただきました。
こちらの保育所では、子どもたちとサンタクロースのふれあいタイムがあって、子どもたちからの質問に答えるのですが、その質問、どうやって答えたらええのんていうのもありました。
「どうしてサンタさんの服は赤いのですか。」
こんな答えを用意しました。
「この服は、ある子どもからのプレゼントなんじゃー。」
「わしは、遠い遠い北の国フィンランドに住んでおるんじゃが、雪がとっても深くての。辺り一面真っ白なんじゃ。」
「ある日、わしは、車にひかれそうになってな。」
「それで、心優しい子が、サンタさん、車にひかれないように、赤い色の服をプレゼントしますって、くれたんじゃよ。」
「それ以来、わしは、赤い服を着ています。」
子どもたちはサンタクロースが大好きで、サンタクロースのいうことに真剣に耳を傾けてくれます。だから、この時こそ、心優しいお話が子どもの心をとらえるときなのかもしれません。
優しい気持ちを持って成長してほしい。
サンタクロースを通じてそんな子育ての一助になれたらなと思っています。
こちらの園では、子ども一人一人の名前を呼んで、プレゼントを渡します。
名前を呼ぶと大きな声で返事をして、プレゼントを受け取るとしっかりと「ありがとう」って言ってくれました。
プレゼントのお礼にと子どもたちから歌のプレゼントがありました。
クリスマスより前に保育所にきてくれたのは、「あわてんぼう」のサンタクロースという設定だったようです。
ということで、歌は「あわてんぼうのサンタクロース」。
これには少しこけそうになったけど、大きな声で一所懸命歌ってくれる歌を聴いて、サンタクロース役を引き受けて良かったな~と思いました。
寒い一日でしたが、心の中は、ぽっかぽか。ほのぼのとしたひと時を過ごさせていただきました。