三木兜の物語(1)
海の向こうで大活躍の大谷翔平!
エンゼルスの選手がホームランを打つと兜をかぶるというルーチンになっています。
海外では「日本人=サムライ」という頭の構図になってますから、大谷翔平のパフォーマンスにあやかり、「今こそ「兜」でPR」と2019年考案の「三木兜」を引っ張り出してきました。
三木には三木甲冑倶楽部があって、5月5日、別所長治公を遺徳を偲ぶ別所公春祭りでは、武者行列が行われます。
もうかれこれ6年前(え?もう6年も前か)、2017年4月アメリカ・バイセリアとの姉妹都市50周年の訪問団としてバイセリアを訪れた際、三木の紹介を訪問団員それぞれが行ったんですが、長治公を紹介する僕は、事前にバイセリアに贈っていた兜をかぶって行いました。
うけましたねー。
バイセリア訪問中、みんなにかわいがってもらいました。
これで終わらすまいと日本に帰ってから、兜で三木をPRするというのは面白いことだなといろいろ考えます。
元々、三木甲冑倶楽部の手作り「甲冑」の狙いは、一家に一体の手作り甲冑を作って、その甲冑を着用して武者行列に参加しよう!というものでした。
この考え方めちゃくちゃ面白いですよね。
手作りといっても本格的で傍目から見ると本物です。
ただ、高価ゆえに広がらなかったというのも事実なんです。
なかでも、こんないいものを着用するのは勿体ないという考えは、思いと現実のギャップを感じました。
よりたくさんの方々に参加してもらうには?
で、着想したのが、子どもから大人まで手軽に着用できるクラフト兜だったんです。
でも、まさか、このとき、三木がふんだんに盛り込まれた「兜」が出来ようとは思ってもいませんでした。・・・
絵本「バッタくんのおくりもの」でもお世話になった似顔絵とイラストの谷本(旧姓長谷川)由香里さんにクラフト兜の展開図制作を依頼。
で、上がってきたのがこれでした。
僕ね~。見た瞬間、手をたたいて笑いました。
すげーって!!
(つづく)