【さるとるの三木てくてくマップ】どっこいさん?!
7月前半のさるとるの三木てくてくマップは、兵庫県立三木総合防災公園北の端にある「どっこいさん」です。
どっこいさんは、岩に掘られた六地蔵さんとして、地元の方々に、親しまれ、古くから信仰されてきました。
防災公園を東西に遮断する南北に走る幹線道路(県道)拡幅工事に伴い、この地に移設されたとのことです。
ご案内をいただきましたのは、三木市史編さん室の廣井さんです。
彫られた六地蔵は素朴な様相で、お世辞にも芸術的とはいえず、まるでボーリングのピンのようです。
彫られた年号から江戸時代中期のものと考えられますが、誰がなんの目的で彫られたのかは不明です。
何か救いを求めて彫られたものなのでしょうか。よく見ると、六地蔵の背後に無数の地蔵が彫られていることがわかります。
自身のために彫られたものなのか、仲間や村人のために彫られたものなのでしょうか。
しばし、時間を忘れ、六地蔵に思いを馳せました。
皆さんも、そんな時間を過ごしてはいかがでしょうか。
ただし、暑さを忘れて熱中症になりませんように。
写真後方は窟屋一号墳。
この古墳も道路拡幅のため、こちらに移設されたものですが、古墳により、三木市(志染地区)が、邪馬台国、大和国と関係していたことを示しており、太古の歴史ロマンを感じます。