三木市にある循環型施設 エコファーム
6月前半の「さるとるの三木てくてくマップ」は、三木市細川町瑞穂にある環境共生型農園「エコファーム」でした。
〒673-0701 三木市細川町瑞穂2328-1
電話 0794-88-3366
東にあと少し車を走らせればもう神戸市というそんな場所に「エコファーム」はあります。
「エコファーム」の前に環境共生型農園とついているのですが、では、これは一体どういうものなのなんでしょうか?
(生活協同組合コープこうべ>エコファーム)
概略すると、コープこうべの店舗から発生する野菜、肉、魚の加工くずを堆肥にし、その堆肥で土づくりを行って、野菜を育て、また店舗で供給するという食の循環をコンセプトにした農園ということになります。
設立は1998年。かれこれ、四半世紀(25年)近く経とうとしていますが、今に通じる考えがすでにこの時代に事業化されていたというのだから驚きです。
エコファームは、「コープ土づくりセンター」と「みずほ協同農園」を総称しています。
「コープ土づくりセンター」では、堆肥の生産が行われます。
コープこうべの店舗から発生する野菜、肉、魚の加工くずを回収してここで堆肥を生産するそうです。
「みずほ協同農園」では、野菜の生産から出荷までが行われます。
「コープ土づくりセンター」でできた堆肥は「有限会社 みずほ協同農園」が買い取り、13haの農地の土づくりを行って、無農薬・減農薬にて野菜が生産され、コープこうべに出荷することになっています。
この循環の取り組みが「エコファーム」です。
すごいでしょ。
こちらは太陽光パネルの下で育てている玉ねぎ。エネルギー×農業という新たな取り組みも行われています。
また、消費者が1年間農地を利用して農作物の収穫をする「体験農園」もあります。
現在80を超える区画で体験されているとお聞きしました。
今は、コロナ禍にあって、なかなか開講できないけど、野菜作りを学んだり、地域で取れた農作物を利用した食べ物作りなどの「エコファーム講座」も開講されているそうです。
2002年度からは、植付けと収穫を体験する「マイファーム」も行っていて、大人気のプログラムになっているとのことでした。
今回、お相手くださったのは、㈲みずほ協同農園代表取締役社長の水島宏幸さん。
お忙しいところ、車で回りながら、色々と教えていただきありがとうございました。