『いつもの書展-藤田悠真とともにー』に行ってきました
三木市内で書道教室を主幹しておられる高田美乃さんと教室生、そして藤田悠真さんによります『いつもの書展』に行ってきました。
出迎えてくれるのがこの屏風です。
『すごい!!』
一気に心を持っていかれます。
こちらでは、藤田悠真くんの作品に焦点を当ててご紹介します。
ばった ねばった ふんばった がんばった
ムジカドルチェの10周年を記念して作った絵本は『バッタくんのおくりもの』。
主人公のバッタになってしまったゆうまくんのモデルは悠真くんです。
絵本ができたときのお披露目コンサートにも展示してもらったので、あ!観たことあるって方もおられるでしょう。
この3文字、手前から、「響」「奏」「楽」はどれも悠真くんが書いたものだけど、それぞれ字の雰囲気が違うんです。
想像になりますが、どっしりと太い「響」は高音ではないチェロなんかな~。
線を思わせるようなほっそりとした「奏」でるは、音流れている雰囲気なんだろうか。
中が目のように見える「楽」は、鳥のようにも見えます。鳥が止まり木に止まって音楽を楽しんでるのでは。
とか、色々と想像をかきたてられました。
これも悠真君作。
筆でないのが新鮮です。
▲象形文字風に描(書)かれた作品は、イメージを沸かせてくれます。
▼筆を使ったお地蔵さんの絵。味があります。
屏風もそうですが、展覧会を演出している『いろどり』や『ボード』も良かった。
ここでは藤田悠真くんの作品の一部のご紹介にとどまりましたが、高田先生や教室生の皆さんの作品にふれ、僕も、自分の気持ちを「書」で表すならどんな風に表現するだろうかとなんかわくわくしました。
高田先生が「その子、その子の個性的な表現」という言葉がものすごく印象的です。
「音楽」ならぬ「書楽」を見た気がします。