三木市 新成人の皆さま おめでとうございます
このたび、三木市で成人式に臨む新成人の皆さま、おめでとうございます。
息子が新成人として成人式に出席するということもありますが、特別な思いで、明日を迎えます。
親にとって、子どもが成人を迎えるということは万感の思いです。
ここまでよく育ってきてくれたねという感謝であり。
ここまでよく育ててこれたという自負であり。
この両方の気持ちが入り混じって、感極まる思いです。
ところで、今日、兵庫県、大阪府、京都府において、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、政府に対し、緊急事態宣言の要請がなされました。
昨日、神戸市では、同要請の決定を受けて、成人式の延期が決定されました。
おっちゃんは、三木市でも成人式の延期が決定されるのではないかと気持ちが落ち着きませんでした。
神戸市で延期の決定がされた背景は、感染者の急増もさることながら、無症状感染があることを考えると、全国各地から、新成人を①帰郷させる、②会場に来させる、また、③帰らせるといった各段階におけるリスクだと思います。
新成人の感染リスクだけではなく、周りのリスクを考えた場合、決して行き過ぎたものではなかったんじゃないかなとも思っています。
このリスクは神戸市に限ったものではなく、三木市でも同じリスクがあります。
そのリスクがある中で、成人式が行われるということを忘れてはなりません。
成人とは大人に成るということです。
成人式という大人に成る儀式をもって、大人としての責任を負うことになります。
皆さんに負わされるまず最初の責任、それは、この成人式に出席しても、感染しないことなのではないかと一人の父としてほんとに心苦しく思いながら、明日、息子を送り出します。
無症状感染の可能性がある中、三木市在住の者でも、今回、市外から帰ってきて参加する者でも感染していないという保証はありません。
久しぶりに幼馴染に出会うのに、体を寄せ合うことなく喜び合うなんて出来るんだろうか。
でもね。
今回の成人式が元で感染を広げることになれば、緊急事態宣言の範囲だけでなく、期限も伸ばすことになりかねません。
まわりまわって、重症リスクが高い中高年齢者を増やすかもしれない。もしかしたら、その感染が基で死者を出すことになるかもしれない。
これから、成人式に臨む子らに、おめでとうを言いたいのに、こんなこと言うなんて、本当に心苦しくてたまりません。
前向きな言葉をかけるとしたらなんだろう。
みんな、明日の成人式は、新型コロナウイルスに感染しない、させないことを、静かな闘志をもって、一人一人が誓う決意式だと思って臨んでもらえないだろうか。
成人式開催やその後の懇親会等の開催による感染拡大を心配している大人たちに、
「僕たち、私たちは、そんなにバカじゃない。
手を洗い、マスクをし、対人距離をはかり、三密を避け、5つの場面を理解している・・・
感染予防の基本を守ることで感染拡大が防げるということを逆に教えてやる。」
そんな、一段も二段も上の成人を見せてほしい。
みんなで、新型コロナウイルスに立ち向かおう。
感染爆発を断ち切る手本であれ!!