【三木てくてくマップvol2】林鐘寺(りんしょうじ)
5月19日放送のさるとるの三木てくてくマップの訪問箇所は、志染町井上にあります林鐘寺(りんしょうじ)です。
歴史のあるお寺なのですが、平成23年に建て替えられ、新築さながらのとてもきれいなお寺です。
善英(ぜんえい)住職に色々とお話をお聞かせいただきました。
まず、門をくぐってすぐ左手に祭られている観音様は、東向き観音と呼ばれ、ひとつだけ願いをかなえてくれるという一願成就の観音様です。
住職いわく、東を向いている観音様は珍しいそうで、物凄く(願)力が強いそうです。
石仏で大分風化していることから、その歴史について尋ねると、今をさかのぼること150年前に、火事で焼けてしまったそうで、ご本尊様も過去帳も全て焼失してしまったため、開山などは不明とのことです。
また、210年前にも火事があったということなんですが、これらは、他の寺の過去帳に記載があってわかるとのことでした。
志染には、「千体地蔵」があります。
三木の観光マップにも名前が刻まれている名所ですが、この「千体地蔵」を林鐘寺がお守りをしています。
千体地蔵の本尊は、砂岩に1メートル近い地蔵が刻まれています。開基は弘法大師といわれており、昔、疫病が流行した際のものだといわれています。
その本尊を囲むようにたくさんのお地蔵さんが祭られているのですが、実際に数えてはないけれど、千体ほどたくさんという意味で、千体地蔵と言われているそうです。
子宝地蔵として信仰を集めており、子どもを授かりたいと願う夫婦が各地から訪れるのですが、①合性のよさそうな地蔵さんを持ち帰り②子どもを授かる③お礼に変えて、新たな地蔵を千体地蔵に持ってくるということだそうです。
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さて、お地蔵さんといえば、林鐘寺の境内にひっそりとたたずむとっても楽しいお地蔵さんがおられます。
それが、冒頭の写真。
その名も「愚痴聞き地蔵」といいます。
平成23年に本堂建て替えの際に記念にと安置した地蔵で、住職の夢見枕にたったとか。
東向きの観音さまが一願成就に対し、「愚痴聞き地蔵」は、何ぼでも愚痴をいうてもろていいですよと住職。
こちらも愚痴を聞いてもらいに各地から訪れられるそうです。
そういえば、昔、にこいちもここに来たことがあるんですよ。
にこいちファンの皆さんも是非お越しになって愚痴を聞いてもらってすっきりなさってください(笑)
(2015夏)
さるとるの三木てくてくマップ
林鐘寺についての放送は、5月19日(22、26、29日)10時~10時15です。