三木高校福田桃子さん(2) 近畿高校英語スピーチコンテスト 会長賞受賞
12月10日(日)、明石市民会館(アワーズホール)にて、近畿高校英語スピーチコンテストが行われ、兵庫県立三木高等学校2年生の福田桃子さんが出場されたということで、福田さんに会いに三木高校に行ってきました。
スピーチコンテストにまつわるあれやこれやのお話もさることながら、そもそも、福田さんの英語に対する興味って、いったいどこからなど、面白い話をいっぱい聞かせてもらいました。
近畿大会出場に至るまで、10月の東播大会は2位、11月の兵庫県大会で1位の成績を修め、近畿大会出場を決めました。県大会では、強豪高校が名を連ねており、阪神間の高校が強いとされていましたが、その予想を見事に覆しての出場となりました。
スピーチコンテストの話の前に福田さんの英語経験の話を聞かせてもらいました。
福田さんは、学校では理系女子なんですが、中学2年生の夏休みでロンドン、高校1年生の夏休みでマルタに短期語学留学したそうです。
中2でいきなり「ロンドン」って本格的やな~と突っ込んできくと、「実は、ディズニーのプーさんが好きで、プーさんのお話の森がロンドンの近くにあって、そこに行きたくて。」となんともかわいらしいきっかけを教えてくれました。
高1のマルタについては、赤毛のアンのお話の舞台のプリンスエドワード島に行こうと思ってたんですが、説明会で、マルタの話を聞いた時に、期間が長く、地中海で海がきれい、世界遺産もあった、そして食べ物がおいしそうだったとマルタに行くことにしたそうです。
そんな英語留学の経験もある福田さんは、現在英検準1級。受験前は、覚えた英単語を使いたいので兄とのメールやりとりを英語で行うという強者ぶりです。
(密かにお兄さんもすごいね。)
興味から英語を習得していったんだな~という印象を受けました。
さて、今回のスピーチコンテストですが、内容は、「環境に優しく使いやすいトイレ」。人生80年として、トイレを利用する時間を計算すると3年になるんだそうです。3年間付き合うトイレは一体どんなトイレがいいのかというものです。
着眼点が面白いですね。
スピーチの中で、「自分がトイレを利用しているときにふとトイレットペーパーをどれほど使うのか考えてみたら結構使っていることが分かった。皆さんもたくさん使いすぎていませんか?」と笑いをさそうような問いかけもあったそうです。
福田さん流の環境に優しいトイレとは、水を使わずにおがくずを使ってエネルギー消費も抑えるというもの。また使いやすいトイレは様式トイレということで話を進めたんだそうですが、ちょっと聞いただけで興味津々。原稿がめちゃくちゃ読みたくなりました。
スピーチコンテストは全国に繋がる大会で、一般枠1名、英語圏枠1名が全国大会に出場するというものでした。福田さんは、4位に相当する会長賞で惜しくも全国出場とはなりませんでしたが、今回の大会を通しての感想を次のように話してくれました。
全国大会には出場したかったのは出場したかったです。全国大会は、2/10で、10、11、12って3連休じゃないですか。10日出場して、11、12日は、ディズニーランドに行きたいって思ってたんですよね(笑)
でも、東播、兵庫県、近畿の大会場に際して、先生やALTの先生ともいっぱいしゃべれたし、大会についてもとことん楽しめたので大満足です。
福田さんの話は、ほんとに楽しかった。福田さんの取り組み姿勢に関心を覚えたんですが、「好き」であるとか「楽しむ」ということがまずあるな~と思いました。
楽しいひと時でした。
そうそう、福田さんは、ウェイトリフティングでも昨年全国大会に出ておられます。今季も期待されますのでとても楽しみです。
福田さん、ウェイトリフティングのインタビューもよろしくお願いします。