感動を呼ぶ仕掛け満載の吉川町民ふれあい納涼大会
8/16、毎年、送り盆に合わせて、吉川総合公園で、吉川町の夏祭り「吉川町民ふれあい納涼大会」が行われる。
2009年、三木市の補助金の見直しに伴う花火大会中止があり、夏祭りの存続の危機があったが、「よかわのまつりを残し隊」が結成され、住民主体の夏祭りとして、比類ない感動を与え、住民だけでなく、帰省目的でない市外の方々も訪れる夏祭りになっている。
来場者に感動を与えるもののひととして牛乳パックの灯籠がある。
花火中止に伴い、花火の代わりの試みとしてはじまった。
会場を彩る牛乳パック灯籠の数は1万個。この灯籠は、住民の手により作られ、集められ、会場に並べられる。牛乳パック灯籠は、住民の参画による夏祭りを象徴している。
この牛乳パックの灯籠によって、旧吉川町時代の町章をメインにデザインされているのだが、羽を広げた様子は、飛躍する吉川町をイメージしているようだ。
そんな会場を背景に、吉川町の色を出したステージプログラムが展開される。
ステージの進行は、吉川町出身でアカペラグループ宝船のリーダー上北夏味さんが務める。
今年は、地元のシンガーソングライターで、三木市若手応援団の推薦アーティスト森口英彦さんによるミニライブもあった。
ステージのトリは吉川錦太鼓が務め、ステージから灯籠によってデザインされた会場へと移り、意識が高揚されるや、ライトダウンされ、飛翔のエンブレムが浮かび上がる。
灯籠による妖艶な雰囲気を楽しんでいると、灯籠の会場とは反対側から花火が打ちあがる。
来場者は、これらの粋な演出にすっかり心を奪われ、感動を覚える。
今年を逃した方は、来年、是非、チェックしてみてほしい。