【ぶくちゃんクラブ まゆこさんのオススメ絵本】うえきやのくまさん
わが家の庭のヒラドツツジがきれいに咲きました。
まだまだつぼみをつけているので、もっともっと咲きそうです。
実はこのヒラド、数年前に自分で刈り込んだため、とても不格好 。まるでブロッコリーのような姿・・・。毎年この時期には、申し訳ない気持ちになります。そして、うえきやのくまさんにお願いできたらどんなに良かっただろう・・・と思うのです。
朝になると、「うえきやのくまさん」はエプロンをかけて、手押し車に植木ばさみとほうきを積み込んで仕事に出かけます。働くくまさんの一日が、素朴~に描かれている“だけ”のお話です。
子どもは本来とても生真面目で、また人の役に立ちたいとも思っています。きっとくまさんは、そんな子どもたちの憧れであり、自分を重ねるのでしょう。
3歳ぐらいの子どもたちに人気のお話で、繰り返し読んで欲しがります。幼いこどもにとっては、“毎日繰り返される日常が安心できるものである”ということが何よりも大事なのだな~と、つくづく感じるとともに、「生きていく」ことの意味を伝えてくれる絵本であるように感じています。
くまさんは『せきたんやのくまさん』『パンやのくまさん』『ゆうびんやのくまさん』でも活躍しています。2020年に新しく『ボートやのくまさん』と『しょうぼうしのくまさん』も出版されました。(何足のわらじ?!)
働き者のくまさんには本当に頭が下がります・・・。
(文:「絵本サークルぶくちゃんクラブ」岩谷まゆこさん)
「うえきやのくまさん」
フィービとジョーン・ウォージントン/作・絵
まさき るりこ/訳(福音館書店)
絵本サークルぶくちゃんクラブ
活動場所:
三木コミュニティスポーツセンター(第3木曜日)
三木南交流センター(第3木曜日の翌日)
時間:10:00〜11:30
活動内容:絵本タイム(絵本の読み聞かせ、手遊び、わらべ唄遊びなど)
月刊絵本の取次、おしゃべり、交流
問合せ先:子育て支援課児童センターグループ 電話 0794-82-2069
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